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***わが子を旅に出す思い***

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ここで書く“わが子”は私の作った作品の事ですが、

先日、オークションで落札下さったわが子を少し手直しして

お迎え下さった方に送り出しました。 

 

梱包を丁寧にしていたら・・・何だか、寂しくなってしまいました。

 

製作当初・・・

大切に。可愛くなれ、可愛くなれ!と私の指の体温で少しずつ

柔らかくした粘土に唱えながら作ったこの子の表情や指先、爪先。

 

横から眺めた時に、きちんと中身がある形に整えるように

でも、頭だけが重くならないように中身は削って・削って・削って・・・・・軽くした。

グラスアイを入れる時にこの子の表情が一瞬で決まる。

 

この子との相性まで、この瞬間に決まる。

愛おしいと思えた時から、ますます作品の表情が良くなるのだから。

 

顔部分に指紋が残らないように、手のひらの温かな体温で

するり・するりと撫で付けてゆく。

 

艶やかになり、その後、熱を入れて硬化させると

数ミリ程中側が透き通って見える。 

海外ではわざわざ赤い糸を血管に見立てて焼き固めるそうな。

 

製作中の子と目が合う瞬間は至福のひと時。

 

この瞬間を味わうと、眠りにつく時間になりベッドに入っても

しばらくは頭が冴えてしまい、眠りにつくのは数時間後・・・なんて事も

ざらなのだ。

 

梱包の箱を閉じる前に、もう一度この子の表情を見た。

“わが子が喜んでいる” これは、私の感情がそう見せる表情。

 

 

 

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